【万博無理！】1970年／2024年 大阪の気温比較表【熱中症･雷ヤバい】

2025年に大阪市内の埋立地である「夢洲（ゆめしま）」で開催される万博。（正式名称：2025年日本国際博覧会、略称：大阪・関⻄万博）
大阪では1970年に吹田市の千里丘陵で開催された「日本万国博覧会（EXPO'70）」から55年ぶり、2回目の開催となります。

「夢洲」と書いて「ゆめしま」と無理矢理読ませるのは大阪以外でも少しづつ定着してきたようですが、万博に関連するニュースで明るいニュースがほとんど無く、

「協賛企業が購入した（買わされた）チケットが従業員や下請け企業に実質的にノルマとして押しつけられ最悪」とか
「予約が要らないチケットとか、コンビニでチケット販売とか、後出しで方針変えると不信感が増すだけよね」とか
「ゴミの埋め立て地で地盤がユルユル、メタンガスが発生して爆発！→会場禁煙にw」とか
「すぐ横のコンテナヤードで有毒外来種ヒアリ生息中。ペットだけじゃなくサンダル履きとかも大丈夫？」とか
「災害時の避難路は橋1本と海底トンネル1本だけ、災害時は3日かけ15万人避難（←運営側の人数は？）」とか
「赤字確定なのに責任取る人がまだ決まっていない（←誰も責任取る気無いだろ）」とか
「巨石を頭上に大量にワイヤーで吊って休憩所（4億円！）って休憩どころか日よけ・雨よけにすらならない税ドブよね」とか
「半年で全部使い捨てが叩かれているからか「レガシー」とかまた急に変なこと言い出したぞw」とか
「ポスターがタコ焼きメインwww 未来社会じゃなかったの？」とか

昨年（2023年）まとめた時点でさすがにネタ切れかと思いきや、次から次へと新たにネガティブなニュースが湧いてきて、開幕まであと半年を切っても基本ヤバい話しか聞こえてこないという、素人目にも絶対無理！な状況となっております。（2024年10月現在）

当方、維新政治に全く興味が無く、余計なことを言って面倒なことになるのもイヤなので、当サイトでは気象庁の「気温」データを1970年と比較することにより2025年大阪万博のヤバさを客観的に検証していきます。
2023年版もありますので併せてご覧下さい。

まずは下の比較表をご覧下さい。
比較表は猛暑日・真夏日等に着色していますので、ざっと見ていただくだけで、2024年の大阪は温暖化・ヒートアイランド現象が進み、1970年の大阪とはもはや全く別の都市であることがお分かりかと思います。

また、雷予報が出たら今回の万博の最大の売りである「リング」周辺が立ち入り不可になるとのことで、実際に2024年、大阪市にどのくらい雷注意報⚡️が発令されているのかも調べてみました。
近年、夏場の暑さだけでなくゲリラ豪雨も年々ひどくなってきているように感じますが、350億円かけても肝心なときに日よけ・雨よけにすら使えないとは・・・
350億円で被災地支援するなど、もっと有効に使ってほしかったです。

詳しい分析と考察については比較表の下に記載していますので是非ご覧下さい。

※いずれも気象庁の公式データで比較しています。
（観測地点データ：大阪）
・1970年：北緯34度40分60秒、東経135度31分8.7秒
・2024年：北緯34度40分54秒、東経135度31分4秒

【猛暑日について🌡】
最高気温が35℃以上の「猛暑日」は1970年は6日（7月:2日、8月:4日）であったのに対し、2023年は27日、2024年はなんと41日（7月:13日、8月:22日、9月:6日）と明らかに異常な増え方です。
350億円もかけた「世界一高価な日よけ」リングがあるじゃない、って？
でも実はリングの下は雷が予想される場合は立ち入りが禁止されるようなので、会場内には事前予約制のパビリオン以外に直射日光から逃れられる場所がほとんどありません。
あるいは巨石を頭上に大量にワイヤーで吊った休憩所で、いつ巨石が落ちてくるかヒヤヒヤしながらじっとしているか。
これって全然暑さ対策にも休憩にもならないですよね。

【真夏日について】
最高気温が30℃以上の「真夏日」は1970年は57日（6月:1日、7月:21日、8月:29日、9月:19日）であったのに対し、2023年は92日、2024年は95日（6月:10日、7月:26日、8月:29日、9月:26日、10月:4日）と1.5倍以上に増えています。（いずれも猛暑⽇を含む）
全般的に気温が高くなった結果、近年は8月だけではなく7月〜9月までほぼ全日が真夏日となってしまいました。暑すぎです。

【熱帯夜について】
万博は夜10時まで開催だそうで、運営側の人も含めて、地下鉄中央線は深夜までラッシュ並みの混雑が続きそうです。
夜間の最低気温が25℃以上の「熱帯夜」は1970年は28日（7月:11日、8月:14日、9月:3日）であったのに対し、2023年は61日、2024年は72日（7月:24日、8月:29日、9月:19日）と2.5倍以上に増えています。

熱中症は以前は「日射病」と呼ばれ、昼間･屋外で起こるもの、という前提でしたが、近年は夜間や室内でも熱中症が発生するようになってしまいました。
また万博会場内の建物は常に換気しないとメタンガスがたまる恐れがあるので、空調の効きはあまり期待できそうにありません。

【雷注意報について⚡】
地味にヤバいデータとなっているのが雷注意報のデータです。
周りに何も無い埋め立て地である夢洲において、高さ20mの木造リング上に落雷する可能性は非常に高く、リング上部だけでなくリング下も危険なようです。
というか、今年（2024年）も避雷施設（「手すり」だそうですが）が完成するまでに落雷⚡して出火🔥、なんてことにならないかヒヤヒヤしていたのですが、何とか大丈夫だったみたいですね。

1970年の雷注意報発令状況のデータがなかったので比較ができませんが、万博の開催日（4/13〜10/13）の開催時間（9時〜22時）中に雷注意報が発令された日数は、2024年は84日（4月:1日、5月:6日、6月:12日、7月:25日、8月:22日、9月:15日、10月:3回：いずれも前日以前からの継続の場合を含む）となります。
7月の昼間にリングに立ち入ることができるのは実質5〜6日しかありませんし、8/23から9/2にかけての10日間以上にいたっては昼も夜も雷注意報が出っぱなしです。
2024年のデータでは、万博の開催期間が184日間なので、半分弱の日数、リングの下が立入不可となる計算です。
184−84＝100（日）で350億円を割ると、1日あたり3.5億円。さすが世界一高い日よけ！

また今年も大阪は局地的なゲリラ豪雨が何度もありましたが、ゲリラ豪雨の時はほぼ確実に雷注意報がでているようなので（大気の状態が不安定？）、リングは日よけどころか雨よけの役目も果たしません。
肝心なときに日よけ・雨よけにすらならないのであれば、一体何のために作ったのでしょうか。
万博利権に全く関係のない（興味もない）私にはエラい人たちの考えることは全く理解できません。

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350億あれば買い放題w