ケンタッキーフライドチキン(KFC)部位一覧🍗

ケンタッキーフライドチキン(KFC)、業務用の圧力フライヤーで作ったオリジナルチキンは独特の味わいがあり、たまに無性に食べたくなります。
緑のタバスコをかけて食べるのが私のオススメです。
このオリジナルチキン、1羽の鶏から5種類の部位、9ピースのチキンがとれますが、部位ごとに大きさも味もかなり異なります。
そこで、部位(ピース)ごとの違い・特徴をまとめてみました。

昔はだいたいどこの店でも部位指定(ピース指定)が可能だったのですが、今は基本的に全ての店で、部位指定はできないようです。
ただ、店が混んでいない時は、店員さんに頼めばこっそり対応してくれる店もあるようです。
また、パーティーバーレル、クリスマスバーレル等の大口の注文(5ピース以上の注文)の場合は、全種類入れてもらったり、苦手な部位を外してもらうのが可能のようです。

ケンタッキーフライドチキンのレシピの秘密はこちら


ⓀⒻⒸ 🍗 🅚🅕🅒


ケンタッキーフライドチキン(KFC)部位一覧
部位の名前肉のボリューム食べやすさ小骨脂分
ドラム少なめ食べやすいほぼ無し普通

【ドラム(drum)】🍗

脚の部分です。1羽から2ピースとれます。
長い骨があるので非常に持ちやすく、食べやすい部位です。
その分、食べられる部分は少し少ないような気が。
脂の量は標準的。


部位の名前肉のボリューム食べやすさ小骨脂分
ウイング少ない食べやすい少ない普通

【ウイング(wing)】

羽の部分です。1羽から2ピースとれます。
よく動く部分なので、美味しい部位ですが、食べられる部分は一番少ないです。
真ん中に関節がありますが小骨もあまり無く、概ね食べやすい部位です。
脂の量は標準的。


部位の名前肉のボリューム食べやすさ小骨脂分
リブ多め食べにくい多い少ない

【リブ(rib)】

胸(あばら)の部分です。1羽から2ピースとれます。
見た目が大きく、食べられる部分が多い部位ですが、あばらなので、小骨が多く食べにくいです。
後のキールと同じく、脂分が少なくパサパサしているので、好き嫌いが分かれる部位です。


部位の名前肉のボリューム食べやすさ小骨脂分
キール普通少し
食べにくい
多め
(軟骨)
少ない

【キール(keel)】

胸の部分のうち、リブより首に近い部位です。1羽から1ピースしかとれません。
いわゆる「ささみ」の部分です。
小骨がありますが、そのほとんどが食べられる軟骨です。
脂分が一番少なく、リブと同じく好き嫌いが分かれる部位です。


部位の名前肉のボリューム食べやすさ小骨脂分
サイ多い食べにくい少し多い非常に多い

【サイ(thigh)】

腰~お尻の部分です。1羽から2ピースとれます。
見た目が大きく、食べられる部分も一番多い部位です。
脂の量も一番多く、こってりとした味わいです。
骨の入り方(構造)が分かりにくく、慣れていないと食べにくく、手や口の周りがベタベタになります。
内側についている黒いものは肝臓(レバー)の部分ですので嫌いな人は外して食べると良いと思います。

【追記】ケンタッキーのオリジナルチキンのレシピの秘密

最近、「極秘情報として厳重に管理されているケンタッキーのオリジナルチキンのスパイスの配合レシピが流出した!」として話題になりましたが、レシピの真贋はともかく、仮にケンタッキーと全く同じ材料を用いても、あのチキンの味を家庭で再現することは難しいです。

なぜなら、ケンタッキーフライドチキンはチキンを揚げるのに業務用の圧力フライヤーを使用していますが、現在日本では家庭用の圧力鍋で揚げ物をすることは法律で禁止されているからです。
(「多量の油を入れて使用しない旨」を表示することが「家庭用品品質表示法」で定められています)

業務用の圧力フライヤーで圧力をかけてチキンを揚げることにより、水分を含むチキンを100度以上に加熱することができ、旨味を閉じ込めたジューシーなフライドチキンが短時間でできる、というのがケンタッキーフライドチキンのレシピの本質です。

というわけで、あの味を家庭で再現しようとすること(圧力鍋での揚げ物)は、マジ危険なので、止めて下さいね。(KFCのお店で買って食べましょう!)


【おまけ】マクドナルド チキンマックナゲット 形状一覧
ケンタッキーのオリジナルチキンは各ピースの大きさが不揃いですが、マクドナルドのチキンマックナゲットはほとんど大きさが一定です。
実はチキンマックナゲットはミンチ肉を型抜きして作られるため「部位」の概念が無く、形状も「4種類」しかありません。

① boot(ブーツ)
 先が少しとがったブーツの形です。
② ball(ボール)
 少し崩れた丸い形です。
③ bow-tie(蝶ネクタイ)
 少し横長で両端が少し膨らんだ蝶ネクタイの形です。
④ bell(ベル)
 片方が少しとがって反対側が丸い、ベルの形です。

4つとも「b」で始まる単語ですが、何か意味があるのでしょうか。
大きさはいずれのピースも手に持った時にソースの入れ物に自然にDipできる大きさに設計されています。ある意味工業製品ですので、珍しい部位とかソースの容器に入りきらない劇的に大きいピースとかは絶対にありません。